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オフィスの電源を理解して上手に分岐して安全に使用しよう!
オフィスに関わらず生活に絶対なくてはならないもの・・・それは電気。
生活を便利にしてくれ、より効率よく、上手に使って快適に生活を送るためにもしっかり理解したいものですね。
今回はオフィスで使用する電源についてまとめてみました。
電源ブレーカーの役割とは?

どこの家庭でもオフィスでも電気を使用するなら必ずついているブレーカー、ブレーカーと聞けば誰でもわかるものだと思いますが、そもそもブレーカーの役割って何なの?詳しく解説していきます。
まず、ブレーカーの主な役割は過電流の保護です。
電気回路に過剰な電流(過電流)が流れると、配線や機器が過熱して火災や損傷の原因になりかねません。ブレーカーを設置すぅる事によってブレーカーがこれを検知し、自動的に電流を遮断します。
短絡(ショート)の防止。
電線同士が直接接触してしまったり、回路が不適切に接続されることで大量の電流が一気に流れる現象を「短絡」と言います。ブレーカーは短絡が発生した場合にも作動し、電流を遮断して火災や事故を防ぎます。無理やり電源コードを引っ張ったりすると壁の下地などに入っている軽量鉄骨に引っ掛かり、被覆が向けて「バチン!」と突然ショートした経験もあり驚くこともありました。
漏電の検知と保護。
漏電が発生すると、人体が感電したり、火災が起きる危険があります。
漏電ブレーカーはこれを検知して電流を遮断し、感電や火災を防ぎます。
電力供給の管理。
家庭や施設での電力供給量をコントロールし、契約容量を超えた場合に作動して電力消費を制限します。
回路の分離。(今回は主にこちらをメインとした記事にしています)
必要に応じて手動で特定の回路をオフにすることで、設備のメンテナンスや点検を安全に行うことができます。
ブレーカーを設置する事により、より安全に電気を利用することができるんですね。

電源ブレーカーをなぜ分岐しなければいけないのか
ブレーカーで電源を管理できる
ブレーカーを分岐するメリットと言えば前述したとおり、まず第一番は安全性を確保するため。というのが大きいと思います。
また、ブレーカーを分岐することで電源回路の整理整頓が可能です。1番目のブレーカーの配下には照明関連を繋げておこう。2番目のブレーカーには水廻りのコンセントやトイレの電源を繋いでおこう。3番目のブレーカーにはオフィスの壁のコンセントに接続しよう・・・といったようにブレーカーで回路自体を場所や使用用途でによって分けることでわかりやすく、管理しやすいメリットがあります。
ブレーカーで使用する電源容量を管理し分散することができる
オフィスでも、ご家庭でも使用する電化製品を安全に使用できるというメリットがあります。電気機器は安くても数万円、高ければ大型冷蔵庫のように20万円以上するものもあります。ブレーカーで管理せずに負担をかけてブレーカーが落ちる。その突然の電源オフにより高価な電化製品が故障してしまうリスクもあります。
東京都のオフィスでは複合機やビジネスホンの主装置、インターネットの脳みそであるルーター、大事なデータの保管場所のハードディスクなど、全て大変高価なものでもちろん電源で動いています。この機器がブレーカーが落ちることで故障してしまったら・・・
金銭的なダメージも非常に大きいですが、データがすべてなくなってしまった。なんてことがあったらお取引先様からの信頼も失いかねず、取り返しがつかない可能性もありますよね。。。
これを未然に防ぐためにもブレーカーを分岐して、電源の容量には注意しながら管理をしていきたいものです。

なぜブレーカーが落ちる?
ブレーカーが落ちる原因・・・
コンセントの場所が「違う」「わかれているから」。という理由で安心して様々な電気製品を使用したりしていませんか?その考えは間違いなんです。
コンセントの場所が異なるからとって安心してはいけません・・・
電源というのは主幹ブレーカー(例60A~70A)という主の大元のブレーカーの配下に沢山の子ブレーカーがついており、子ブレーカーの殆どは20A(2000W)となっています。
いわゆる皆さんが経験しているであろう「ブレーカーが落ちた!!」というのは殆どがこの20Aの子ブレーカーの事です。
簡単に言えば同一の二口のコンセントからドライヤー(最大1200W)とトースター(最大1200W)の合計最大2400Wを使うとどうなるか・・・
そうです。子ブレーカーは2000W(20A)が限界値なのでキャパオーバーで安全ブレーカーが落ちるんです。
これがブレーカーが落ちる原理。
冒頭にお話ししましたコンセントの場所が違うから平気。というのは大間違いで、一つのブレーカーから異なる場所へコンセントを渡らせている場合があるんですね。
これは見ただけではわからない。ブレーカーを落としてみるか、専用チェッカーを当てないとわからないんです。
極端な例を上げると、皆さんのオフィスにある壁のコンセントはもしかしたら20Aの子ブレーカー1つのみで全てのコンセントが繋がっているかもしれません。例えばですが・・・
この場合は非常に危険です。
もしブレーカーを分けずに全ての電源系統を壁コンセントからとっていたとしたら、複合機、ビジネスホンのPBX、サーバー、PCなんてもってのほか。2000Wを超えた瞬間にブレーカーが落ちて全てのデータが消えてしまうかも。。。そんなリスクも抱えています。
東京都の寒いオフィスの強い味方。〇〇にご注意を・・・
寒い時期になってくると大活躍する足元ヒーター。
そう。注意してほしいのはこの足元ヒーターです。東京都のオフィスは寒いので足元ヒーターが大活躍しますよね??特に女性の多いオフィスでは大活躍しています。しかし注意が必要です。
足元ヒーターの最大消費電力は1500Wなんです。。。
これだけで一つの子ブレーカーが欲しいくらいですね。
冬場になると電源がよく落ちるんですけど・・・という問い合わせが非常に増えます。
原因は足元ヒーターである場合が多いですね。今まで気にしていなかった。冬場にブレーカーがよく落ちる事がある。こんな場合は一度チェックしたほうがいいかもしれません。
大事なものを失う前にしっかりと対策も!

電気の消費容量を理解して分散する
前述したとおり、まずは基本中の基本、使用している電気機器の消費電力を理解しましょう。
そもそもの話がやはり使用電源の偏りからおこるブレーカー問題。まずは自分の使っている周辺の電気機器の確認から入りましょう。
また、新たに購入した電気機器についてはコンセントが開いているからと言ってどこでも繋いでいいわけではない事も事前に理解をしておきましょう。掃除機なんかも場所を移動しながら電源を確保しなければいけないので以外と注意が必要ですね。
よくブレーカーが落ちる場所やコンセントは把握して、それ以上に電源を使用しないようにしましょう。
電気業者に電源回路を確認してもらう
こちらも非常に重要なことですね。
どこのコンセントがどのブレーカーの配下になっているか。見るだけでは電気業者でさえも分かりません。
専門の知識も豊富ですがしっかりとチェッカーを使いながら回路チェックをしてもらい、まずは現状確認から入るのが無難です。
また、その際に偏りが判明した場合には使用しているブレーカーに増設できる余裕があるのか。余裕があればどのように工事をして、どのように電源を分散させるのか。しっかりとアドバイスをもらい作業にあたってもらいたいですね。
突然のゲリラ豪雨、落雷の対策も・・・
冬にフォーカスして記事を書いてきましたが、昨今、非常に問題になっている温暖化によるゲリラ豪雨。
突然の落雷にも注意が必要です。
この落雷による過電圧(サージ電流)の発生にも注意したいです。落雷が電線や配電設備に直接、または近くに落ちると、非常に大きな電圧(数千~数万ボルト)が瞬間的に回路を通ります。
この過剰な電圧は「雷サージ」と呼ばれ、家庭の配線や家電にダメージを与えます。
落雷事態は防げませんのでこの万が一の時に備えて雷サージを吸収して機器を保護する電源タップを使うことで、被害を軽減できます。これも通常のOAタップより若干高いですが、万が一の重要システムが故障して復旧不可。を考えると重要箇所だけでも対策はしておいた方がいいと思います。

東京都で活躍する知識豊富な格安電気工事業者のまとめ
東京都で活躍する株式会社ノーベルワークスタイルスはオフィスに関わるお困りごと解決知識は非常に豊富です。
稼働中のオフィスでも休日や夜間なども利用して電源回路の現状確認やブレーカーの分散のご提案など柔軟に行っています。
また、東京都の新規開業のオフィスの分電盤からの新規工事、LAN配線やビジネスホンの設置工事もトータルサポートしています。他社とは異なり、電気工事人、通信関連の工事人を分けることをしていないため、突然のご要望にもレスポンスよくご対応させていただいております。
もちろん、原状回復時の配線の撤去、分電盤やブレーカーからの撤去工事も幅広く行っていますよ。
東京都でオフィスでお困りの方、電源以外のご相談もどうぞ株式会社ノーベルワークスタイルスにご相談ください。
